No.710 実証実験か人体実験か

 横浜DeNAベイスターズから特別なお誘いのメールが来た。10月27/28/29日の対巨人戦チケット割引販売、その名も「おかえり!ハマスタ」。サイトを見ると22日の段階ですべての席に余裕があった。
 近年ハマスタはチケットがとりにくく、観戦の機会がめっきり減った。加えてコロナによる定員減。これは最後のチャンスかと思ったが、数日前テレビで観た黒岩知事の記者会見が頭を過った。ベイスターズ戦でハマスタに観客を動員して、コロナ感染対策の実証実験をするとかナントカいうヤツ。調べてみたら実証実験は30日からで、この「おかえり!ハマスタ」は関係がなさそうだったが、結局日程が取れないために今回購入は見送った。
 「実証実験」とは仰るが、人体実験をイメージさせる。「Cocoaなどのアプリや会場の人がどのくらいマスクをしているか画像で把握したりする機械の実験」だと言うのだが、チケットを買って観戦する人は全員例えばPCR検査で陰性が確認されているのだろうか? それならば「実証実験」と呼べるかも知れないが、そういう担保なしでは「人体実験」に堕ちてしまうだろう。そしてちょっと考えればわかるが、入場者全員がPCR検査を受けることなど物理的に時間的に不可能なのだ。
 この実験は来年開催される(のか、本当に?)東京オリンピックに備えたもので、ハマスタはそもそも野球やソフトボールの主会場でもあるので、重要な意味があると知事は熱弁されていた。政治家が熱弁する場合には「文字通り」と「文字のウラ」の二面があるのが定説。現政権の(軍事的にも)強硬な姿勢と本当に無関係なのかつい疑ってしまう。ある種のビッグデーターを無担保に権力に掌握させることになりそうではないか。
 さて、わがベイスターズはこともあろうに(!)巨人相手に劇的な試合を三日間も展開し、巨人の優勝を大いに遅らせた。やっぱり行けば良かったなぁ。

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