ヨブ記1:1−12/Ⅰペトロ4:12−19/マタイ16:13−28/詩編86:5−10


いつもと同じ時間が流れる…でも、ちょっとだけ変えてみたいな
なんだかなぁな記事がインターネットに出ていた。
「リスクモンスターは2月19日、第8回「離婚したくなる亭主の仕事」の調査結果を発表した。」というもの。20~49歳の既婚女性600名を対象にインターネットで行われたらしい。
これによると「夫の仕事に対して不満がある」人は43.0%、夫の年収が低いほど妻の不満が高くなる傾向がうかがえたとか、およそ10人に1人(11.5%)が「夫の仕事が原因で離婚したい」と考え、500万円を境に離婚意識に差が出ているとか、年収別に見ると「給料が低い」は「300万円未満」では9割以上、600万円を境に給料に対する不満の割合は半数以下、年収1,000万円以上では0%だとか。思わず吹いたのが「「テレワークが少ない」という不満よりも「テレワークが多い」という不満の方が多くテレワークによって夫が家にいることに対して不満を抱えている様子が窺える」だって。
これが何を示そうとしているのだろうか。アンケートの結果だけが記されているわけで、では何が問題でどうすれば解決できるかは示されない。政策で既婚男性が皆最低年収600万以上になるようにすれば解決なのか、年収がどれだけあってもテレワークで家にいるだけで問題になることを「Withコロナ」の中どう解決するのか、出来るのかもわからない。
一方これとは真逆に見える「孤独・孤立問題」で内閣府に対策室が設けられたという。孤独は人格に大きく関わる事柄だと思うから単に善悪で判断してはならない気がするが、孤立は文字通りそこにさしのべるべき手がないもしくは見えていない事が問題なのだろうから、確かに政策的課題ではある。単純に人と人とが一緒に暮らしていれば良いということではどうやらなさそうだというのが、先のアンケートから読み取るべき事柄かも。
やはりコロナが問うたのは「「人」として生きること、とは」だったのだ。
| 復活前第5主日 主題「主の変容」 |
| 第一礼拝 9:30~9:50 |
| 聖書 マタイによる福音書 17章1-13節 |
| おはなし 目がくらんだ |
| 担当 滝澤貢牧師 |
| 第二礼拝 10:30~11:45 |
| 聖書 |
| 旧約聖書 出エジプト記24章3−11節 |
| 使徒書 ペトロの手紙Ⅱ 1章16−19節 |
| 福音書 マタイによる福音書 17章1-13節 |
| 交読詩編 145編1-13節 |
| 賛美歌 賛美歌21から 1番 512番 ほか |
| 説教者 滝澤貢牧師 |
| 説教題 失敗するわたしを捧げる |
| 礼拝後の予定 CS教師会 |
| 教会役員会策定の【二度目の緊急事態宣言対処方針】に沿って短縮礼拝をおこなっています |
先日車を運転していたら、あちこちでずいぶんと梅の花が咲いていることに気がついた。教会の周りには梅の木がないので気づかなかった──つまりわたしもずいぶんと「外出自粛」していたのだと改めて思ったりもした。
そのルート上に梅の花に混じってコブシが咲いている。今年はやはり暖かいのかも知れない。そして足利市の山火事。これらのことが頭の中で重なって、ある風景がありありと思い出されたのだった。
岩手県・遠野市に住んでいた頃、仕事のために週一度汽車(!)を使って盛岡まで出勤していた。夏場は車で通うのだが、冬場は汽車を使うことが、出勤を認めてくれた教会員の定めた唯一の条件だった。遠野駅から教会に向かって歩く道の延長線上にある城山の中腹に、春になると一際早く白い鳥が群がっているように見える大きな木があった。それがコブシ。周りは未だ緑にも染まらない中、唯一立っているコブシの木は凛として清々しかった
その通勤ルート上に、大規模な山火事が発生したことがあった。今回のように数日燃え続けたのだった。そんなことがすっかり記憶から消えたある寒い冬の日、車窓に広がる山肌に、まるで等高線のように点々と点線が見えた。最初はなんだか良くわからなかったのだが、よく考えてみるとあの大規模な山火事があった斜面に新しく植林した跡が斜面が真っ白に雪に覆われて等高線のような点線になっていたのだ。
山火事を引き起こしたのは人間だったわけだが、その被害を止め、再生へと動かすのもまた人間の業だった。等高線はその証明。それがわかった瞬間、わたしは感動していた。厳しいばかりの冬ではあるのだが、春にむかう冬の寒さには、北国人なら誰でも胸に持つ希望でもある。厳しい現実と、にもかかわらず降り注ぐ暖かい日差し。自然の力と人間の業とのせめぎ合いと調和を、そこにまざまざと見た思いがしたからだった。
| 復活前第4主日 主題「受難の予告」 |
| 第一礼拝 9:30~9:50 |
| 聖書 マタイによる福音書 16章13-28節 |
| おはなし あなたはなんという? |
| 担当 滝澤貢牧師 |
| 第二礼拝 10:30~11:45 |
| 聖書 |
| 旧約聖書 ヨブ記1章1-12節 |
| 使徒書 ペトロの手紙Ⅰ 4章12-19節 |
| 福音書 マタイによる福音書 16章13-28節 |
| 交読詩編 86編5-10節 |
| 賛美歌 賛美歌21から 6番 232番 ほか |
| 説教者 滝澤貢牧師 |
| 説教題 岩のような信仰 |
| 礼拝後の予定 3月定例役員会 |
| 教会役員会策定の【二度目の緊急事態宣言対処方針】に沿って短縮礼拝をおこなっています |

「透明性」という言葉を辞書でひけばだいたいこんな答えが返ってくる。「制度の運営や組織の活動状況が、第三者にはっきりとわかるようになっていること。また、その度合い。」。
今回東京五輪組織委員会会長の選出にあたり繰り広げられたドタバタ劇は橋本聖子五輪担当大臣が大臣職を棄てて(後には自民党を離党して)就任を受諾したことで決着したようだ。しかしその選出を巡って「会長の選任は国民にとって透明性のあるプロセスでなければならない」との組織委員会の姿勢の下「候補者検討委員会」が設置されたのに、誰がメンバーなのか、どういう議論が行われたのかなどあらゆる事は結局非公開で進められた。繰り返しになるが「透明性」とは「制度の運営や組織の活動状況が、第三者にはっきりとわかるようになっていること」であるにも関わらず、だ。
森会長辞任とその後任が川淵氏になったと報じられた瞬間、多くの人が危機感を共有したようだ。森さんはそもそも総理大臣になるとき既に密室談合だったのだが、おそらくあの方の頭の中では、密室談合で決着することこそ最善の政治的解決方法だと信じて疑っていないのではないかと思われる。残念なのは、ただでさえコロナでオリンピックに向けた高揚ムードが消沈している現状に消防ホースで水をぶちまけるようなものだということが分からないほど、良く言えば混乱しておられたのだろう(「悪く言う」本音を綴ったらここがハラスメントな言葉のオンパレードになりそう)。その瞬間から密室談合を非難する声が驚くほど高まり川淵さんは辞退表明する。SNSが「国民の声」という力を発揮したことでもあった。
このところたてつづけにSNSの力が発揮されるようになった気がする。誰でも意思を表明できるのは極めて良いことだ。その「意思表明」を今度は選挙でも発揮しなければ、本当に世の中を変えることにはならないのだけどね。
| 復活前第5主日 主題「悪と戦うキリスト」 |
| 第一礼拝 9:30~9:50 |
| 聖書 マタイによる福音書 12章22-32節 |
| おはなし なんでもゆるされているけど |
| 担当 滝澤貢牧師 |
| 第二礼拝 10:30~11:45 |
| 聖書 |
| 旧約聖書 イザヤ書 35:1-10 |
| 使徒書 ヨハネの手紙Ⅰ 3章1-10節 |
| 福音書 マタイによる福音書 12章22-32節 |
| 交読詩編 130編1-8節 |
| 賛美歌 賛美歌21から 16番 356番 ほか |
| 説教者 小林充牧師 |
| 説教題 神の国はあなたたちのところに来ているのだ |
| 礼拝後の予定 特になし |
| 教会役員会策定の【二度目の緊急事態宣言対処方針】に沿って短縮礼拝をおこなっています |