【2月定例役員会・主な審議事項】

(1)クリスマス献金について
 会計役員作成の報告書を確認した
(2)2020年度教会総会について
 4月26日(日)礼拝後に開催する
 4月5日の役員会で議案を確定する
(3)教区総会について
 22日開催の教区総会に石浦議員が出席する
(4)イースター礼拝について
 合同礼拝・幼稚園教諭任職式が行われる
 礼拝後は申込無しの愛餐会(80人程度)
 内容については3月役員会で決める
(5)宿河原教会・川崎戸手教会への支援献金を
 教会として取り組む
 献金袋を用意し、週報にも掲載する
(6)その他消息等略

No.671 不安がパンデミック

 新型肺炎の話題が後を絶たない。様々な報道を聞きながら2009年に大流行した「新型インフルエンザ」のことを思い出していた。
 幼稚園の年長組の子どもたちを連れて箱根の林間保育。その出かけた先でひとりの女の子が高熱を発症した。保健室に割り当てられた部屋でみんなとは別行動。職員も一人はその子の世話のため同室で居続ける。
 開院時間の内にと仙石原に一軒だけある開業医を訪ねた。当該の女の子と保健室で一緒に過ごしている職員、そして園長車を運転するわたしの三人。医院にはかなりの患者がいたが、通常通り受付をして待っていた。するとしばらくして女医さんが「すぐに隔離!」と叫んでいる。わたしたち三人は医院の正面玄関から出て裏手に回り、裏口から病室へと通され、そこで待たされることになった。
 仮に新型ということになると、彼女は当然、そして付き添った職員もわたしもいわゆる「濃厚接触者」ということで三人は経過観察処置になる。そうなればホテルに戻ったとしても今夜から明日のプログラムに戻ることは不可能だろう。今から川崎に戻るまでの間で、一緒に来た職員をどう動かすか、観光バスと園長車をどうやり繰りするか──。「隔離!」との声を聞いてから病室で待っている間の、それほど長くはなかった時間にも関わらず、頭の中はフル回転していた。
 結局流行りの新型インフルエンザではなかったのだが、それでも彼女は以後も別行動となり、翌日は別の職員が運転する園長車で箱根登山電車強羅駅まで送り、そこまで迎えに来てもらった家族に引き渡したのだった。
 今だから懐かしいと微笑んで思い返せる出来事。当の女の子もプログラムにほとんど参加出来なかったのに「林間楽しかった」と。でも武漢から帰国した人たち、帰国を待ちわびたそのご家族の心中は察するにあまりある。

2月9日の礼拝

降誕節第7主日 主題「教えるキリスト」

第一礼拝 9:00~9:30
 聖書 ローマの信徒への手紙6章15-23節
 おはなし 神さまの奴隷?
 担当 藤田瑞奈
第二礼拝 10:30~11:45
 聖書
  旧約聖書 ヨブ記22章11-28節
  使徒書 ヨハネの手紙2 1-13節
  福音書 ヨハネによる福音書8章21-36
  交読詩編 125編1-5節
 聖餐式執行 配餐 武田直美・酒井一宏
 賛美歌 賛美歌21から 281番 57番 ほか
 説教者 滝澤貢牧師
 礼拝後の予定
  CS教師会・川崎鶴見地区2・11集会

2月2日の礼拝

降誕節第6主日 主題「新しい神殿」

第一礼拝 9:00~9:30
 聖書 ローマの信徒への手紙3章21-26節
 おはなし 誰も一緒に
 担当 黒木恵美子
第二礼拝 10:30~11:45
 聖書
  旧約聖書 列王記上8章22-30節
  使徒書 コリントの信徒への手紙1 3章10-17節
  福音書 ヨハネによる福音書2章13-25
  交読詩編 48編9-15節
 聖餐式執行 配餐 武田直美・酒井一宏
 賛美歌 賛美歌21から 281番 390番 ほか
 説教者 滝澤貢牧師
 礼拝後の予定 2月定例役員会

No.670 ムズいけどね

 隣地との間のフェンス工事が大体終了した。予定していた期間中強い雨が降って、隣地はぬかるみ状態のために、コンクリートを打っても安定しないだろうと思われる箇所を後日に残した。
 昔テレビコマーシャルで「地図に残る仕事」というキャッチコピーがあった。確か大成建設のコマーシャル。大きなプロジェクトをいくつも手がける建設会社らしいコピーだ。そこまで大きくなくても全然良いのだけれど、いざ建物を建てるなら──「地図」はともかく、それは必ず歴史に残らざるを得ない──、築後何年それを使うつもりなのかを含めて、できるかぎり頭と時間とを使って取り組むべきだよなぁと、この頃つとに考えさせられている。
 この教会が新築される頃、おそらく「バリアフリー」は最も先進的な取り組みだった。「教会こそバリアフリーを」だったのだ。だがそのバリアフリー路線のために、教会のグランドレベルは周囲の道路より低い。結果、内水氾濫がしょっちゅう起きる。
 地境の設定も、都会ならではで隣地周辺どこも建物が建て混んでいるのだが、こちらが取り壊して更地になった時にしっかり測量したはずだ。なのにどうしてフェンスの土台が隣地に侵入したのだろう。施工管理の甘さが20年以上経ってのっぴきならない事態を引き起こしたわけだ。
 つまり、未来にそうならないために、今できる最善のことを、出来るチャンスに決断してやらなければならなかったのだ。
 100年を超える歴史を持ち、設立に宣教師が関わった教会を見ると、大概はその町の一等地に教会が建てられていたりする。宣教師をはじめとする先人たちの先見の明には驚かされる。宗教用語で翻訳すればこの「先見の明」こそ「篤い祈りが献げられた」と記されることなのだろう。
 そういう思いを保って今を生きよう、今の仕事に向かおう。ムズいけどね。

No.669 25回目と9回目

 阪神淡路大震災から25年が経った。四半世紀。震災後の人口が増えてゆく中で、体験をどう伝えてゆくかが課題だという。
 岩手県の5つの教会幼稚園が連合して学校法人となって、毎年冬に学園の職員研修会を行っていた。25年前のこの日は研修2日目だった。朝から関西で大きな地震があったようだが、詳細は不明というテレビのニュースだった。時間の経過と共に、これまで見たことのないような風景が映し出された。高速道路が横倒しになり、鉄筋コンクリートのビルが倒れかかっている。永田地区では毛布を頭からかぶり呆然と立っている人が映し出された。しばらくして火の手が上がり、人々は──テレビの前の我々も──なすすべもなく燃え広がるのを見ていた。
 3・11は、関東でも経験のないような地震となった。横浜の取引銀行まで出向いて、その帰り道だった。信号が止まった国道15号をとにかく急いで車を走らせ帰ってきた。
 幼稚園では、この日を境に、これまでの避難訓練が無意味なのではないかと思わされた。近隣の小学校なども対応のガイドラインを定めたので、幼稚園もそれに合わせ新たに「防災のしおり」をつくった。このしおりの中に、あの日幼稚園の周辺がどうだったのか、できるだけ詳しく、園児の暮らしに関わる事柄に焦点を当てて綴った。いずれ体験したことのない職員が幼稚園に関わるようになるなら、その時何らかの標になればという思いだったのだ。
 それでもその時咄嗟に動けるのかどうか、本当のところはわからない。すべてのいのちを守りきれる自信も、ハッキリ言えば無い。もちろん最善は尽くす。そして事柄が起きたら、その事柄に即してできるかぎりの手を尽くす。それ以外にないのだと改めて思う。
 だからせめて、記念日は覚え続けよう。いつまで経っても。

1月26日の礼拝

降誕節第5主日 主題「宣教の開始」

第一礼拝 9:00~9:30
 聖書 フィリピの信徒への手紙2章6-11節
 おはなし 下に立つイエスさま
 担当 村松真人
第二礼拝 10:30~11:45
 聖書
  旧約聖書 出エジプト記33章12-23節
  使徒書 ヨハネの手紙1 2章1-11節
  福音書 ヨハネによる福音書2章1-11
  交読詩編 19編2-7節
 賛美歌 賛美歌21から 361番 402番 ほか
 説教者 小林充牧師
 説教題 最初のしるし
 礼拝後の予定 賛美歌を歌う会21-281「大いなる神は」・祈りの会

【1月定例役員会・主な審議事項】

(1)クリスマス礼拝の評価・反省について
 礼拝102名、祝会89名参加
 祝会のテーブル配置はタテで良かった
(2)クリスマスイヴ礼拝の評価・反省について
 礼拝32名、お茶会20名参加
 24日は交通渋滞が予測されるので、なるべく配送する業者に食べ物などを予約する
(3)年末年始の教会行事の評価・反省について
 新しい礼拝の試みについて感想を交えて協議
 主の祈りはこれまで通り、頌栄はバリエーションをつけてみる
 主の晩餐の聖礼典は新しい式文を使う
(4)クリスマス献金について
 例年1月中にも入金があるので今月末で締める
 会堂献金2件の選定は牧師一任とする
(5)小林充牧師を2020年度協力牧師として、招聘を継続する
(6)その他消息等略

No.668 心もおなかも温かい

 年明け早々、幼稚園には賑やかな恒例行事がある。お餅つき。今年も10日に行った。稀に見る暖かい日だった。
 大門に3基の竈、園庭の平らな場所に石臼が3基。道具小屋の前には湯沸かし専門の竈を設え、園庭タワー脇には木臼が1基。これで25臼の餅を午前中につき終える計画。つき手はお父さんたち。この日仕事を休んでくださったり半休を取ってくださった15名。バックヤードには「お餅つき」係のお母さんたち19名。鏡餅、伸し餅をはじめ、子どもたちの口に入るあん餅、きなこ餅、磯辺餅が次々につくられる。
 教会と幼稚園のある川崎区小川町では町内会での餅つきが未だに行われている。餅つきの合間に運転手さんたちにも聞いてみたが、町内会は老人ばかりなので餅つきはやっていないという。近くの団地では続けているとも。してみれば、都会のど真ん中で町内会が機能していることも、餅つきという行事が保存されていることも、今となってはなんだかスゴイ事だ。
 この季節は厄介な風邪や胃腸炎の流行期でもある。衛生上の理由でいちばんやり玉に挙げられるのも餅つき。それを大義に取りやめる例もたくさん聞く。今回聞いたところでは、形として餅つきはやるが、ついた餅は食べないと。じゃぁ何を食べるかといえば機械がついた食べる用の餅だって。まぁ確かに、一旦何かあったら主催者がすべての責任を引き受けなければならないわけだから、危険なことには手を出せないという判断も理解出来ないものではないが、それにしても、と思ってしまう。いろいろとやりにくい時代ではあるなぁ。
 お父さんたちが力一杯杵を振るう姿を間近で見ている子どもたちの顔は幸せで楽しそうだ。今大切にしたいのはそういう幸せの連鎖だと改めて思った。だから何とかできる注意は全部払いながら、これからも続けてゆきたい。
 楽しい美味しいが不幸せを呼ぶはずはないのだから…。

1月19日の礼拝

降誕節第4主日 主題「最初の弟子たち」

第一礼拝 9:00~9:30
 聖書 エフェソの信徒への手紙3章14-19節
 おはなし どれだけ大きい?どれだけ深い?
 担当 滝澤 貢
第二礼拝 10:30~11:45
 聖書
  旧約聖書 サムエル記上3章1-10節
  使徒書 ガラテヤの信徒への手紙1章11-24節
  福音書 ヨハネによる福音書1章35-51
  交読詩編 119編1-16節
 賛美歌 賛美歌21から 413番 516番 ほか
 説教者 滝澤貢牧師
 礼拝後の予定 ぶどうの会